彩の移ろい


絵のもつ空間性・時間性・想像力の拡がりは感動的です。 
時間を忘れてふらりふらり漂流するのが一番心地良いですね
とりわけ、具象から抽象への移行期の絵にみられる自由な色彩の組み合わせ・ハーモニーは最高です。 そのまま絵の中に入って色彩の海のなかで泳げるんじゃないかと思えるぐらいです。
もっとも、詩や小説、音楽もそうですが…

宮迫正明展 2017
二十歳の頃感動して絵の世界に興味を持った香月とカンディンスキーが吹っ飛んでしまった!
一枚一枚の絵から音と映像が滲み出てくるようなマルチメディア的なイメージ拡大、
かつそのなかに深く奥行きのある世界が透けて見えるという重層感、すざましい感動だった

素の宇宙
白髪のオリーブ
蝸牛の夢
冬のお供
歩々ふみ
三重奏
予感
雨の樹
無伴奏組曲
糸糸游
火焔
とりわけ上記の絵は印象的でした